DX推進 -IoT編 -
つながる世界の安心安全をサポート
デジタルの力で世の中を良い方向に変化させる取り組みとしてDX推進がはじまっています。
DXを実現するためには、IoTは欠かせない技術の1つとなり、最近は身近な場面でIoTが活用され、浸透しています。そんなDX・IoT時代に生きる企業として、いまできることを考えてみました。
1. 途上にあるDX・IoT
アナログ中心な昭和の時代からデジタルを活用しはじめた平成、更にデジタルでモノとモノをつなげ、人と世の中を結び、より豊かで快適な生活を実現する令和の時代へと移り変わりました。終わりなき探求心で新しいIT時代を切り開いていき、私たちの創造する力で、更なる新しいDX・IoTの実現を目指していくときにあると感じます。
① DX
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)「DX」は、スウェーデンのウメオ大学教授のエリック・ストルターマン氏が、2004年に発表した論文の中で「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」 と提唱。
2018年には経済産業省が「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」を発表し、国内企業がDX実現に向け動きはじめました。
「2025年の崖」とは、既存のシステムやソフトウェアが過剰なカスタマイズなどで複雑化、ブラックボックス化した「レガシーシステム」を解消して、データ活用しきれなければ、2025年以降で最大12兆円もの経済損失が発生する可能性のことです。
さて、「DX」と耳にすると縁遠く感じる方もいらっしゃいますが、身近なものが「DX」であったりします。
例えば、スマート家電やスマートスピーカー、シェアサイクル、オンラインフードデリバリーなども「DX」事例の一つです。少し考えてみるだけで、とても身近で何気なく利用していることが「DX」であり、いまや生活する中で日常にあるものと言えます。
生活の一部を「便利に変化させ、つなげること」を想像すると、より身近に「DX」を感じることができると思います。
② IoT
インターネットオブシングス(Internet of Things)「IoT」は、モノとモノがインターネットでつながる世界です。「IoT」のはじまりは、さかのぼること約20年、1999年にマサチューセッツ工科大学のAuto-IDセンターの創立メンバーのひとり、ケビン・アシュトン氏が使い始めた造語といわれており、そこから約10年経ち、ようやく普及しはじめました。20年経ったいまや、様々なモノがインターネットに接続され遠隔操作やデータ収集が出来るようになってきています。
例えば、DXの例にもあるスマート家電やスマートスピーカーはもちろん、スマートメーターや自動販売機や見守りカメラなど、「IoT」は多岐にわたり活用されとても身近にあると言えるでしょう。
2. 安心安全をサポート
当社は、先に述べた様々なDXやIoT機器の開発、保守、サポートに携わっています。
IoT機器は「つなげる」ことができてこそ製品としての役目を果たします。もし、「つなげる」ことができなくなったら…想像するだけで混乱する世の中が目に浮かびます。
近年、普及し実用化されている「IoT機器」を安心安全な製品として発売、市場稼働するために必要なサポートを考えてみます。
スムーズに「つなげる」ために、ハードウェア設計からソフトウェア開発、市場稼働にいたるまですべての工程で第三者検証やサポートが必要になります。品質管理、検証の目線で簡単なイメージを絵に描いてみました。
開発時には第三者としての検証、市場稼働後にはメンテナンス、開発から市場稼働に至るすべての場面において品質保証や品質管理が必要不可欠になります。
また、信頼性の高いサービスを提供するために、サーバのメンテナンスを行い、クラウドを活用することでデータを容易に収集解析し、新たな製品開発の糸口にもなります。
3. まとめ
今回は、DX・IoT時代に生きる企業としていまできることを考えてみました。
つながる世界の安全安心を担保するには、製品の開発から市場稼働に至るまで、第三者検証、更にはテクニカル(カスタマー)サポートが必要になります。
当社ではそんな「つながる製品のサポート」を共に考え、共に具現化を目指します。